家の提案②

家の形はシンプルにしたい、とお願いして2回目の提案日。それがこれ。とてつもなくシンプル同じ形の総2階+下屋。下屋は片側は玄関ポーチ、反対側は外収納です。土地の奥の傾斜に合わせて家を斜めにすることで、お隣を見えなくする作戦です。(お隣さん、ごめ…

ご家族を介護中の方へ伝えたいこと

母は予後の短い病気だったからできたことでもあるけど、介護中はとにかく自分を甘やかしたわたし。・食べたいものは我慢しない→健診ではその年だけ3kg太ってた、、、・夫に甘える→洗濯、ゴミ捨ては完全にお任せ。食事もかなりの割合で買ってきたもの。・買い…

人となりを話すこと

母が病気になってから、何人かの看護士さんに母の人となりを尋ねられました。最初はちょっとびっくりしてしまった。母は誰にでもよく話す人で、表情豊かで、わかりやすくて、わたしから説明なんてそれまでは全く必要なかったから。自分らしい表現をすること…

おすすめの介護用品②

今日も役立ったものたちについて。 ◎すくいやすいスプーン 人に食べさせるとき、 人から食べさせてもらうとき、 の角度を考えたスプーンです。 大きさもちょうどいい感じです。 わたしは介護の学校に行ったので、 お互いに食べさせあう機会があって、 こうい…

おすすめの介護用品

お久しぶりです。 年末にバタバタと引っ越し、 まだ落ち着いていません。 旧宅の片付けもまだまだで、、、。 そんな中、ずっと見ないようにしていた介護用品。 数ヶ月だけだけど、手探りでいろいろなものを 揃えていきました。 段ボールを久々に開けて、いろ…

家の提案

家の造りで私たちが要望したのは・・・・大きい部屋はリビングダイニングと寝室のみ・植物を置くスペース、仏壇を置くスペース、書斎が欲しい・ドッグスペースも必要・ベランダがあったら良いな・トイレ、洗面、お風呂はひとつの空間に・ダイニングはヌック…

建築家さんが決まるまでーその3ー

建築家さんとのマッチングサービスを利用しようとしたこともあった。でも土地が決まらず、紹介してもらった不動産屋さんともだんだん連絡が途絶え、建築家さんの選定まで辿り着かず、、、。その他にもオープンハウスにお邪魔したり、かなりいろいろまわった…

建築家さんが決まるまでーその2ー

たまたま通りかかってとっても景色のいい土地を発見!ところが建築条件付き。。。一旦プラン作成をお願いして、やりとりすること3ヶ月。本当にこの人にお願いしていいのかもやもやしていたところで契約を急かされて、結局お断り。理想の景色の土地にお家を建…

建築家さんが決まるまで

土地と同じく、誰と家づくりをするか?もなかなか決まらなかったわたしたち。最初は同僚のお家のオープンハウスで地元の大手HM→営業さんはとっても調子のいい人で希望をいっぱい話したけど、ほとんど叶いそうになかった。次は元々はログハウスで有名なHM→企…

土地契約

結局、土地はすぐに買うことにしたわたしたち。振込も提案したものの、当日に現金が良い、とのことで、前日にお金をおろしに銀行へ。すっごい疑われました、、、。心配されたと言うべきか、、、。"現金って、今どきそんな不動産屋さんあります⁈"と言われ、ち…

土地代について

不動産屋さんを訪れた数日後に建築家さんと打ち合わせ。土地代も住宅ローンとして借りるなら、①つなぎ融資→金利が高い②土地先行融資→扱っている銀行を 探さないといけない③急いで設計、工務店さんと契約をする。 その間、不動産屋さんに待ってもらう。 →せっ…

不動産屋さんのお家を訪ねる

不動産屋さんにはメールで連絡。Bの土地が売却されることを知り、それならAの土地を買いたい、と返事をした。その次の週の土曜日に買付証明書を記入しに不動産屋さんへ。行った先はとっても大きいお家。迎えてくれたのはいかにも豪快そうな、羽振りの良さそ…

土地を選ぶ

そうと決まれば、動きが早いわたし。不動産屋さんへすぐに連絡。4区画あるその土地は、西側の道路に対して東側が平行ではなく斜めになっていて、西側の間口は同じ幅をとっているため、土地の大きさが違う。見に行ったオープンハウスのお家はC。私たちが欲し…

寛大な旦那さま

"やっぱりあの土地が気になる!"と言った私に、"わかった。もうちょっと考えよう。最終的には、決めていいよ。"と言ってくれた旦那さん。その時点で私の中では決まった、、、。でも一応考えるふりをすること、3日間。お隣の県の土地に決定です!!!旦那さん…

ふつふつと思い出す

今、住んでいる場所からも近い条件のいい土地。私たちが住んでいる市は県庁所在地で近年土地代も上がっていて、金額的にも場所的にも私たちにとってこれ以上の場所はないと思った。なにより景色。高台で下を見下ろす以外で開けている土地なんて、この市には…

有力候補

今の生活圏内で好条件の土地を見つけて、すぐに不動産屋さんへ。そして、またその土地へ。わんこを連れて、お隣の公園へ。を、繰り返したわたしたち。いい点・景色がいい・まわりにお家が少ない・予算内・隣が大きな公園・海も徒歩で行ける・今の生活圏を変…

別の土地

凄い土地に出会ったとはいえ、そこは隣の県。実は私は以前からその県に引っ越したいと思っていた。母の出身地で、小さいときから通っていて、食べものも美味しく、景色もきれいだから。でも、旦那さんはなんの関係もないし、何より仕事や今の生活を全く変え…

オープンハウス

建築家さんに建て替えの相談をした同じ頃、以前から気になっていた隣の県の設計事務所さんがオープンハウスをするということで見に行くことに。寒いし、隣の県だし、まだそんなに家作りのやる気もなかったけど、母の闘病中だった前回のオープンハウスは行け…

実家暮らし

母の残された時間がそう長くはない、奇跡が起きる病気ではない、とわかったときわたしは実家に戻ることを選んだ。母が亡くなって、訪ねてくれる人もいるだろうし、1年ぐらいは亡くなった人も住んでるよ、という意見も目にして、1年はそのまま住むことに。実…

種のまわりじゃないところ

我が家はみんな食いしん坊で、毎日デザートまでしっかり食べてた。特に多かったのが季節の果物。母はいつも台所で果物を切りながら、自分は皮の近くや種のまわりを食べて、私たちにきれいにカットされた果物を出してくれる人だった。入院中、毎日病院に通う…

最期の日々と葛藤

ある日の朝、いつもと同じようにやけに明るく「おーはよー」って挨拶した。母はその声で目覚めて、"また目覚めちゃったか"みたいな顔をして「はあ〜死にたい」と呟いた。延命治療はしたくなかった。母も当然望んでなかったと思う。でもいざとなったら、わた…

脳腫瘍の前兆

わたし自身、身近で母の体調不良を見ていながら、まさか一番重度の脳腫瘍だとは想像していなかった。それは脳神経外科には通っていたから、ということもあるけど、今まで身近に脳の病気を患った人がいなくて無知だったから、だと思う。誰かの目に留まったと…

自宅介護

自宅介護は本当に本当に大変だと思う。特に先が見えないとき。でもわたしたちには先が見えてたから、家に戻ってきて、最期の時を過ごせて良かったと心底思います。それまでの病院経験で医療従事者の方たちに不信感だらけだった私たち。でも、ソーシャルワー…

弱めそ

母が家に帰ってきた。それだけでちょっとウキウキしながら買い物に出たわたし。訪問医師から、「最期をどうするか考えておくように」言われたよ、と姉からの連絡を受けて、母といつも行っていた直売所で涙を流した。帰ってきた母はもう食べものを飲み込むの…

介護認定の反省

とってもお世話になりました、介護保険。我が家の場合、地域包括支援センターと後にお世話になるケアマネージャーさんがいるのが歩いて3分ぐらいのケアハウスだったので、相談に行くのも、様子を見にきてくれるのもスムーズだった。でも一点だけ心残りが、、…

ある脳神経外科 続き

母は病気の人とリハビリの人がいる階の個室に入院してた。体調によってそのふたつを行ったり来たり。病気の人の方の看護師さんは割とぴりぴり。家族がいても挨拶もなかったり、用事だけ済ませて去っていく感じ。誰の名前も覚えなかったし、印象にすら残って…

ある脳神経外科

大学病院から母が転院したのは、元々通っていた脳神経外科。膠芽腫ははやく見つかったからといって完治する病ではないことはわかっているけど、体調が悪く何度も通院していたにもかかわらず発見してくれなかった病院。わたしのモヤモヤした不信感は確かなも…

国立大学附属病院

母が手術をしたのは、国立大学附属病院。わたしたちの県では、県立病院とこの病院が2大巨塔みたいなもの。どちらも新しく立派な建物。すごい数の医療スタッフに外部からの研修生。この病院の立場はよくわかってる。でも患者の家族としては思うことはいろいろ…

病気は予定通りにいかない

予定では術後なるべくはやく放射線、月1回の薬のテモダール、点滴のアバスチンで治療を続けて、同時進行でリハビリをし、そのまま退院、もしくは治療後にテモダールを処方+リハビリが出来る病院へ転院後、退院の予定だった。手術は、効果的と言われる目安の…

手術後

手術は10時間ぐらいかかった。当初の予定は8時間だったので、延びてしまった訳だけど、姉とわたしは手術するまでもなく短時間で終わる方を恐れていたから、安堵した。術後ICUで見かけた母は包帯と管だらけだった。直前に、膠芽腫で間違いない、と告知された…