2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

自宅介護

自宅介護は本当に本当に大変だと思う。特に先が見えないとき。でもわたしたちには先が見えてたから、家に戻ってきて、最期の時を過ごせて良かったと心底思います。それまでの病院経験で医療従事者の方たちに不信感だらけだった私たち。でも、ソーシャルワー…

弱めそ

母が家に帰ってきた。それだけでちょっとウキウキしながら買い物に出たわたし。訪問医師から、「最期をどうするか考えておくように」言われたよ、と姉からの連絡を受けて、母といつも行っていた直売所で涙を流した。帰ってきた母はもう食べものを飲み込むの…

介護認定の反省

とってもお世話になりました、介護保険。我が家の場合、地域包括支援センターと後にお世話になるケアマネージャーさんがいるのが歩いて3分ぐらいのケアハウスだったので、相談に行くのも、様子を見にきてくれるのもスムーズだった。でも一点だけ心残りが、、…

ある脳神経外科 続き

母は病気の人とリハビリの人がいる階の個室に入院してた。体調によってそのふたつを行ったり来たり。病気の人の方の看護師さんは割とぴりぴり。家族がいても挨拶もなかったり、用事だけ済ませて去っていく感じ。誰の名前も覚えなかったし、印象にすら残って…

ある脳神経外科

大学病院から母が転院したのは、元々通っていた脳神経外科。膠芽腫ははやく見つかったからといって完治する病ではないことはわかっているけど、体調が悪く何度も通院していたにもかかわらず発見してくれなかった病院。わたしのモヤモヤした不信感は確かなも…

国立大学附属病院

母が手術をしたのは、国立大学附属病院。わたしたちの県では、県立病院とこの病院が2大巨塔みたいなもの。どちらも新しく立派な建物。すごい数の医療スタッフに外部からの研修生。この病院の立場はよくわかってる。でも患者の家族としては思うことはいろいろ…

病気は予定通りにいかない

予定では術後なるべくはやく放射線、月1回の薬のテモダール、点滴のアバスチンで治療を続けて、同時進行でリハビリをし、そのまま退院、もしくは治療後にテモダールを処方+リハビリが出来る病院へ転院後、退院の予定だった。手術は、効果的と言われる目安の…

手術後

手術は10時間ぐらいかかった。当初の予定は8時間だったので、延びてしまった訳だけど、姉とわたしは手術するまでもなく短時間で終わる方を恐れていたから、安堵した。術後ICUで見かけた母は包帯と管だらけだった。直前に、膠芽腫で間違いない、と告知された…

手術

告知されて手術をするか、しないか、という話にはならなかった。だって手術の前日だし。しなければ3ヶ月だし。その3ヶ月もしたいことのできる3ヶ月ならともかく、入院前の体調を思うとそうは見えなかった。でもあの時、母に本当のことを話してたらどっちを選…

膠芽腫

頭痛がひどいみたいだったけど、当番医では血圧を下げる薬だけもらって帰宅。翌日、いつも通っていた脳神経外科へ。そこから大学病院へ。母は恐らく相当体調が悪かったんじゃないかと思う。検査入院をして、ちょっとほっとしたようにも見えた。いつも通り話…

私の母

お母さんを絵に描いたような人だった。家族の太陽で、働き者で、我慢強くて、社交性があって、料理上手で。父が病気で亡くなった後も、私たちの前では気丈だった。自由になって、本来の好奇心旺盛さを発揮していろんなことに挑戦し、友人をつくり、父を弔い…

土地探し難航

アパートに住み始めてすぐに同僚が家を建てて見学会をするということで見に行った私たち。営業さんもついてくれて、希望の家について語ること気付けば2時間、、、。元々いつかは小さな一軒家で犬と暮らしたい、と思ってはいたものの、特に動いてはなかったの…