病気は予定通りにいかない
予定では術後なるべくはやく放射線、
月1回の薬のテモダール、点滴のアバスチンで
治療を続けて、同時進行でリハビリをし、
そのまま退院、もしくは治療後に
テモダールを処方+リハビリが出来る病院へ
転院後、退院の予定だった。
手術は、効果的と言われる目安の75%以上は
腫瘍摘出できたとのこと。
でもこの通りにはならなかった。
まず、点滴のアバスチンが出血のため1回で中止。
そしてなにより母の身体能力が戻らず、
本人もだんだんと諦めてしまった。
結局、術後から亡くなるまでの間にひとりで
歩けることは一度もなく、左手も動かないまま。
手術をした大病院は治療を続けている人しか
入院させておけない、ということで、2か月も
しないうちに別の脳神経外科へ転院。
その後、家に戻って、訪問看護と姉かわたしが
つきっきりで、最後の瞬間まで一緒に過ごせました。