国立大学附属病院

母が手術をしたのは、国立大学附属病院。

わたしたちの県では、県立病院とこの病院が

2大巨塔みたいなもの。

どちらも新しく立派な建物。

すごい数の医療スタッフに外部からの研修生。


この病院の立場はよくわかってる。

でも患者の家族としては思うことはいろいろあった。


主治医・・・名前だけ。母のベッドの頭のところに

名前が書いてあるだけ。若い人たちを引き連れて

たまに回ってきたけど、患者と目を見て話そうと

する姿勢はなし。彼は転院後も提携しているとかで

回ってきたけど、覚えてさえいなかったと思う。

大学病院ってこういう人が教授になるんだな、

と、ある意味冷静な目で見てた。

看護婦長・・・恐らくまとめる力はあって、

仕事も出来る。でもこの人も患者と話そうとする

気無し。患者の家族に寄り添う様子もなし。


実際に手術をしてくれた先生は真摯な対応だったし

(ごくまともな対応だったというだけ)、

看護士さんで、すごいな、と感じた人もひとりいた。

(あの人数でたったひとりね。)

でも全般的にはやっぱりひとりひとりをきちんと

見てない感じはしたな。


みんながみんな通過点ならあれでもいいのかも

しれない。

でも人によっては人生を終える場所。

大切な人と最期の時を過ごす場所。

そう考えると寂しい場所でした。