2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

有力候補

今の生活圏内で好条件の土地を見つけて、すぐに不動産屋さんへ。そして、またその土地へ。わんこを連れて、お隣の公園へ。を、繰り返したわたしたち。いい点・景色がいい・まわりにお家が少ない・予算内・隣が大きな公園・海も徒歩で行ける・今の生活圏を変…

別の土地

凄い土地に出会ったとはいえ、そこは隣の県。実は私は以前からその県に引っ越したいと思っていた。母の出身地で、小さいときから通っていて、食べものも美味しく、景色もきれいだから。でも、旦那さんはなんの関係もないし、何より仕事や今の生活を全く変え…

オープンハウス

建築家さんに建て替えの相談をした同じ頃、以前から気になっていた隣の県の設計事務所さんがオープンハウスをするということで見に行くことに。寒いし、隣の県だし、まだそんなに家作りのやる気もなかったけど、母の闘病中だった前回のオープンハウスは行け…

実家暮らし

母の残された時間がそう長くはない、奇跡が起きる病気ではない、とわかったときわたしは実家に戻ることを選んだ。母が亡くなって、訪ねてくれる人もいるだろうし、1年ぐらいは亡くなった人も住んでるよ、という意見も目にして、1年はそのまま住むことに。実…

種のまわりじゃないところ

我が家はみんな食いしん坊で、毎日デザートまでしっかり食べてた。特に多かったのが季節の果物。母はいつも台所で果物を切りながら、自分は皮の近くや種のまわりを食べて、私たちにきれいにカットされた果物を出してくれる人だった。入院中、毎日病院に通う…

最期の日々と葛藤

ある日の朝、いつもと同じようにやけに明るく「おーはよー」って挨拶した。母はその声で目覚めて、"また目覚めちゃったか"みたいな顔をして「はあ〜死にたい」と呟いた。延命治療はしたくなかった。母も当然望んでなかったと思う。でもいざとなったら、わた…

脳腫瘍の前兆

わたし自身、身近で母の体調不良を見ていながら、まさか一番重度の脳腫瘍だとは想像していなかった。それは脳神経外科には通っていたから、ということもあるけど、今まで身近に脳の病気を患った人がいなくて無知だったから、だと思う。誰かの目に留まったと…